供花は、故人に供えるお花のことを言います。死者の霊を慰めると同時に、祭壇・会場を飾るという意味合いもあります。遺族や親族、故人と親しかった人などが贈るだけでなく遠方のため参列ができない人が贈ることもあります。また、香典を辞退される葬儀の場合も最近は増えていますのでその場合に、香典の代わりにお花を贈ることもあります。通夜に間に合う場合には、通夜の日の午前中までに送るようにしましょう。
葬式に贈る場合には、できるだけ前日までに届くように手配します。通夜に駆けつけたら遺族の方に、「この度はご愁傷様でした。心からお悔やみ申し上げます。」などとお悔やみの言葉をかけましょう。弔事でもっとも気をつけたいことが挨拶です。大切な方を失ったご遺族に対して、お悔やみの言葉と元気づける言葉をかけてあげるときにも、使用してはいけない言葉がありますので注意が必要です。
また反対に受け取る側として気を付けるべきこともあります。葬儀や告別式の会場に贈られた場合には、できるだけ早い時期にお礼の気持ちを伝えるのがマナーです。ただし、香典もいただいている場合は、同時に香典返しと合わせて行います。ただし、当日「会葬礼状」をお渡ししている方には、挨拶回りは必要ありません。ただ、遠方から贈っていただいた方には、お礼状を出し、感謝の気持ちを直筆で付け加えると印象が良いでしょう。